いよいよ2007年新酒の瓶詰スタート!!今日明日とキャンベルの瓶詰です。

MBFというイタリア製の瓶詰機を使って、1日およそ10,000本の瓶詰を8時間で行います。高額な機械ですので、いろいろな安全装置が整っていて、オペレーターとしては、操作しやすい機械です。とは言っても、改良やいろんな不具合は、「アステック」という会社のエンジニアリングの方々に大変お世話になっています。

空瓶が整然と機械に入っていきます。

今年の発売は、10月20日よりはじまる予定です。乞うご期待であります♪
気になる仕上がり具合は・・・。

輝きのある薔薇色、赤みの強い完熟したリンゴのような色合いで、香りは、イチゴやモモに加え、温州みかんのような柑橘系のニュアンスもあります。フルーティーさを強く感じます。口に含むと、爽やかな酸味が心地よく、まるでイチゴを食べたようなフレッシュな印象を受ける今年のキャンベルです。販売頃には、味わいも整ってきているので、また改めて、コメントをご紹介いたします。
akao
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- 2007/09/28(金) 23:21:15|
- 瓶詰・貯蔵
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明日から、ナント!2007年産新酒の瓶詰です!!明日は、キャンベル・アーリーの瓶詰。早いです。そう、アーリーは、早いと言う意味で、早生のブドウという意味もあるそうです。こないだ仕込んだばっかりという感じですが、2週間の低温発酵を行い、その後オリ引き、冷却処理を2週間・・・そして、ろ過して瓶詰です。

今日は、瓶詰前の仕上げろ過を行いました。ペーパーフィルターといって、ケイソウ土とセルロースを織り交ぜたろ紙を使って、除菌クラスのろ過をします。

ワインメーカー(工場長)の判断で、仕上げるワインのスタイルによって、ろ紙のサイズも決めてろ過をしていきます。
今年は、本当に大変な年でした。大変と言う意味でも忘れられないような年です。8月2日の台風は、地元農家さんもビックリするほど。8月上旬に上陸する台風は、大変珍しいです。しかし、そんな中でも、地元ブドウ農家さんは協力的に立派なブドウをワイナリーに出荷してくださいました。ありがたいです。例年よりも爽やかな印象の今年のキャンベル。明日から瓶詰スタート!
akao
- 2007/09/27(木) 20:41:31|
- 醸 造
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6月に植えたお芋が大きくなってきました。土づくりや管理を指導してくれている三輪さんが先日掘って持ってきてくれました。6月定植して。。。7月、8月とどうなっているのか・・・。みてみてビックリしました。

写真は、7月下旬の地下部の様子です。
定植したときは、ただの枝だったのですが、ビックリするほどの根の量でした。節々から細いね根がたくさん出てきていて、その中に5㎜ほどの太い根がでています。「これが芋になるんだよ」と三輪さんに言われたのですが、ピンとこない感じでした。

写真は、8月下旬の地下部の様子です。
驚きました。あの5㎜ほどだった太い根が、すっかり芋になっていたのです。大きいもので、直径は5cmありました。今年は、生育初期の雨に恵まれ、順調に生育。夏場は雨不足でしたが、立派な芋を実らせていました。
養分の貯蔵庫でもある根。ブドウの根も太いものには、養分を蓄えていると聞きます。年々栽培管理もバージョンアップしながら、品質も収穫量も良くなってきています。11月には収穫したいと思っています。もっと大きくなぁ~れ!!
akao
- 2007/09/25(火) 14:00:54|
- 芋栽培
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血の池地獄じゃありません。(^_^.)
醸し発酵の終わった、赤ワイン マスカット・ベリーAのワインです。タンクから搾汁機に移して搾ります。皮の色や渋みなどを抽出したので、黒かった皮は、白っぽくなりました。

はじめは、タンク下部の液体(ワイン)を抜き出し、その後、タンク上部の果帽(皮)をショベルでかき出し、モロミポンプで搾汁機の中に送ります。

重量のある果帽をかき出すのは結構な重労働。1つのタンクで5t程度のブドウが入っています。約5,000本のワインになります。

かき出し作業をしている工場長。「あ~腰が・・・(*_*;)」
このかき出す作業時にいろいろなことを感じます。香りや色の出方をみて、仕込みの方法や発酵のさせ方、温度管理、櫂入れやポンプオーバーの頻度などなど、「次回はこうしようか、あーしようか」と検討していきます。
設立当時は、細かな仕込方法を何通りも試してきました。今は、ブドウの様子を見て一番良い方法に絞って、仕込みを行っています。
akao
- 2007/09/20(木) 08:20:45|
- 醸 造
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マスカット・ベリーAの赤ワインは、黒ぶどうの皮から色や渋味などを抽出するために、タンクに皮ごと浸漬して発酵させます。

発酵中は、ぶどうの皮がタンク上部に浮かんできます。この浮かんできた皮の部分を『果帽』あるいは『キャップ』と呼んでいます。果帽(皮)から色素やその他のエキス部を取り出すために、下部のワイン(液体)とかき混ぜる、櫂入れ(かいいれ)や下部のワインを果帽にかける、ポンプオーバー(液循環)をします。

香りと温度、表面の様子を見ながらの作業を決めていきます。今日は、オリジナルの板を作って、ポンプオーバーをしました。発酵は、1週間ほどで終わります。日に日に香りが変化していくのは面白いです。新酒で楽しめるよう、フルーティーなスタイルに仕上げていきます。
akao
- 2007/09/18(火) 08:47:36|
- 醸 造
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都農ワインの2007年産の仕込みは、終わりました。あっという間の1月ちょっとでしたが、およそ190tのブドウを仕込み終えました。
キャンベルは昨年並みの量でしたが、台風の影響で、マスカット・ベリーA、シャルドネの仕込み量は減りました。自然の力とはいえ、残念です・・・。

最後の仕込みは、マスカット・ベリーA エステート。台風の被害を強く受け、収穫量の減った農場です。しかし、糖度は、20度を越え、味わいも大変良かったです。これからタンクで旨みを引き出していきます。
最後の仕込みに手伝いに来てくださった、都城市の「モール ヒロセ」の児玉さんをはじめ、スタッフの皆さんが手伝いに来てくださいました。都農ワインを熱心に販売してくださっています。
キャンベルは、発酵も終わり、今は、冷却中です。月末には、新酒の瓶詰をはじめます。フレッシュで、フルーティーな新酒の販売は、10月下旬から。10月は、瓶詰とラベル貼りで、賑やかになってきます。ワイン祭りもありますね♪
この数日は、どんよりと雨が降ったりやんだり秋雨前線が都農の上空に停滞しています。台風11号の影響もあって、生温い風が吹いています。
akao
- 2007/09/15(土) 14:34:01|
- 仕込み
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私達の使っているトラクターは、ヤンマー AF-15というトラクターです。おそらく、トラクター業界では稀にみるヒット商品です。小型で機能満載。しかも、扱いやすく、そんなに高価ではありません。購入して12年目です。

先日、「ハンドルを切っていて違和感があった。たぶん、タイヤギアのオイルシールがおかしいと」と雄二さん。ギアボックスは、素人考えだと手が付けられない場所です。しかし、雄二さんは、展開図があれば出来ると言って、図面を見ながら修理することに・・・。

たくさんのベアリングと歯車・・・。動作の原理原則が解っている雄二さんだからこそ、できる修理です。四苦八苦はしていましたが、無事、オイルシールとベアリングの交換完了。おそれいりました。

私も機械のオイルの臭いや複雑な構造物は大好きなのですが、雄二さんは、次元が違います。ラジコンのヘリコプターやラジコンカーが趣味で、いろいろ教えてもらっています。

トラクターは奥が深いです。農場の整備方法や耕転方法によって、操作方法もがらりと変わりますし、メンテができていないと大事な時期に使い物にならないし、今回も修理代金は1万円程度で済みましたが、見過ごして使って壊してしまうと、数十万円はかかります。農場専用のガレージがほしいなぁ~。
akao
- 2007/09/08(土) 08:18:12|
- 栽 培
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シャルドネや赤ワイン用の樽の準備をしています。空だった樽の洗浄です。
このシャワーボールという道具を使って洗っていきます。

シャワーボールに水圧がかかると回転しながらお湯を出してくれる優れもの。
このお湯&水圧で樽の内側を洗浄してくれます。
工場内のステンレスタンクも同じ方法で洗います。

お湯で洗浄し、オゾン水でリンスします。1本の樽を洗うのに30分。
今回の目標は、110本の洗浄ですから、3日間くらいかかります。
シャワーボールは、樽の中心にある、Bung hole(バグホール)という
穴から入れます。(写真右)日本では、天星とも言われています。

樽を逆さにして、シャワーボールをセットすると、洗浄。
樽は、樹でできていますので、定期的な洗浄、管理が必要です。
また、乾燥しすぎると、隙間が大きくなって、ガタガタになります。
明日でおわるかな??
akao
- 2007/09/02(日) 22:29:54|
- 醸 造
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